農作業のお悩みQ&A


このお悩みの解決のための ヒントを示します

農作業には「作物 の生育が良くない」 「病害虫が発生しやすい」 「堆肥 を使う時期がわからない」 「土作りって何」 のよう な悩みが付き物です。毎年の施肥や土壌管理が土作 りの理にかなっていて、作物の生育が良く、病害 虫が少なくて特別なことをしなくてよい場合もあります。
まずは農作業お悩み解決のヒントを参考になさってください。

土作りが上手くいくことで起こる変化

堆肥を上手にすき込む等して土壌を管理・手入れをすることで土壌には養分が適度に含まれて多くの有効微生物が繁殖し作物の根張りが旺盛になります。その結果、作物に病気や害虫の発生が少なく、健全に生育し、毎年安定して収穫できるようになります。収穫された作物は美味しくて栄養価の高いものとなります。

農作業には「作物の生育が良くない」 「病害虫が発生しやすい」 「堆肥 を使う時期がわからない」 「土作りって何」 のような悩みが付き物です。このお悩みの解決のためのヒントを示します。※判断は標準的なものですので適合しないこともあります。

 葉の色が濃い、もしくは、作物の生育は良いものの病害虫が多い場合

肥料か堆肥の入れすぎで土壌が肥えすぎています。

  • 土壌の過剰な肥料分を発酵分解するために、秋に「ライズ」単独か腐葉 土や肥料成分が少ない完熟堆肥(色が黒くて臭わないもの)を少な目に 一緒に散布して丁寧に耕起しておく。
  • 春の作付け時は肥料は少な目に。ライズを畝の溝や植穴に少し使用。
  • 化学肥料の成分は強すぎるので化学肥料を使用している場合は効きが穏やかで元肥と追肥に使える「ユキパー」に切り替えてみる。
  • 肥料分の多い堆肥(臭いが強いもの)の使用は作物の生育を見て秋に判断。

葉の緑色が薄い、もしくは、 堆肥を増やしたが土壌に粘り気がある場合

堆肥不足で土壌が痩せています。

  • 秋に「ライズ」と堆肥を散布して丁寧に耕起しておく。
  • これを数年続ける。

堆肥を増やしたが、土壌に粘り気がない。砂質が強く水の通りが良すぎる場合

土壌に腐食(堆肥の分解物)が少ないため土が痩せています。

  • 毎秋に「ライズ」と堆肥を散布して耕起しておく。
  • 初年度は堆肥を多目に。
  • 腐葉土もできるだけ一緒に散布。

堆肥をたくさん入れたが、葉の緑色が薄い場合

発酵不足の堆肥や有機質の入れすぎのようです。畑に入れた堆肥や有機質の発酵を促進して土壌で完熟化させましょう。

  • 秋に「ライズ」だけを散布して丁寧に耕起しておく。
  • 元肥に即効性有機の「ユキパー」を使用してみる。
  • 1~2年堆肥を入れないで様子をみる。

堆肥の使い方

土壌にすき込まれた堆肥は年月が過ぎると分解消滅しますので、それを補うために毎年適量をすき込みます。堆肥のすき込みは堆肥を土壌になじませる期間が必要なので収穫後の秋じまいに行います。春から夏の栽培時期はさけます。

米糠の効果的な使い方

米糠はそのまま未発酵状態で土壌にすき込みますと土壌発酵によって作物へ病害虫の弊害がでやすいです。発酵させ「ボカシ肥」にして使用するのが効果的です。「ライズ」で発酵させますと短期間で良質の「ボカシ肥」になります。やむを得ずそのままで使用する時は春から夏は避けて秋じまいに「ライズ」と一緒にすき込みます。また堆肥に米糠と「ライズ」を一緒に混ぜると発酵促進になります。